メルカリで中古本を購入したとき、「未使用に近い」と書かれていたのに実際には書き込みがあった――そんな経験はありませんか。
このようなケースでは、商品説明と実物が明らかに異なるため返品や返金の対象になることがあります。
ただし、返品にはいくつかの条件や正しい手順があり、評価をしてしまうと対応が難しくなることも。
本記事では、メルカリの公式ルールをもとに、返品が認められる条件・出品者への連絡テンプレート・事務局への相談方法までを詳しく解説します。
さらに、出品者が「未使用に近い」と設定するときの判断基準や、購入前にトラブルを防ぐためのチェックリストも紹介。
「書き込みのある本を返品したい」「トラブルを避けたい」という方は、ぜひ最後まで読んで安全なメルカリ取引に役立ててください。
メルカリで「未使用に近い」本に書き込みがあったとき、返品できる?
「未使用に近い」と書かれていた本をメルカリで買ったのに、ページのあちこちに書き込みがあった…。そんなとき、返品できるのか迷いますよね。
この章では、メルカリのルールをもとに「未使用に近い」の正しい定義、返品の判断基準、そして“どこまでならセーフ”なのかを明確に整理していきます。
「未使用に近い」の正しい意味とメルカリ公式の定義
まず押さえておきたいのが、メルカリにおける「未使用に近い」の正確な意味です。
メルカリ公式ガイドでは、「数回しか使用しておらず、傷や汚れがない状態」と定義されています。
つまり、完全な新品ではなくても「新品同様にきれい」であることが条件です。
本でいえば、「一度読んだだけ」「ページの折れや汚れ、書き込みが一切ない」といった状態を指します。
| コンディション名 | メルカリ公式の意味 | 本の場合の目安 |
|---|---|---|
| 新品・未使用 | 購入後一度も使っていない | 書店で購入したままの状態 |
| 未使用に近い | 数回使用・傷や汚れなし | 読書1回以内、書き込みゼロ |
| 目立った傷や汚れなし | 軽微な使用感 | 少し折れやスレがある |
| やや傷や汚れあり | 使用感がある | 複数ページに書き込みあり |
ポイントは、「未使用に近い」は“使用していないように見える状態”でなければならないということ。
書き込みがある場合は「未使用に近い」と言えない理由
書き込みは「本に手を加えた跡」です。これは使用の痕跡であり、商品の価値を下げる要素になります。
たとえ鉛筆で数ページに軽いメモがある程度でも、それは「未使用に近い」には該当しません。
メルカリでは商品説明と実物が異なると返品対象になるため、書き込みのある本を「未使用に近い」で出品するのはリスクが高いです。
| 書き込みの量 | 適切な状態設定 | 返品の可能性 |
|---|---|---|
| 1~2ページに鉛筆メモ | 目立った傷や汚れなし | 低い |
| 10ページ前後にマーカー | やや傷や汚れあり | 中~高 |
| 全体にペン書き込みあり | 傷や汚れあり | 非常に高い |
「未使用に近い」と書かれているのに明らかな書き込みがある場合、それは返品対象です。
返品が認められる明確な条件と判断ライン
メルカリのガイドラインでは、返品可能な条件として次のように明記されています。
「商品に不備がある場合、商品説明と実際の商品が明らかに異なる場合は、出品者の責任において返金・返品対応を行う」
つまり、「商品説明との不一致」があれば返品可能です。
| 返品が認められるケース | 理由 |
|---|---|
| 「書き込みなし」と記載→実際には多数の書き込み | 商品説明と実物の明確な不一致 |
| 「未使用に近い」と記載→10ページ以上の書き込み | 誤った状態設定 |
| 「やや傷や汚れあり」と記載→数ページの鉛筆書き込み | 記載の範囲内、返品は難しい |
「書き込みの量」と「説明とのギャップ」が、返品可否の判断軸になります。
返品を成功させるためのステップガイド【購入者向け】
返品をスムーズに進めるには、感情的にならずに「手順」と「証拠」を揃えることが大切です。
ここでは、購入者が実際に返品を成功させるためのステップを、テンプレート付きで解説します。
返品できるケース・できないケースの境界線
返品の可否は「書き込みの程度」「記載との違い」「注意書きの有無」で決まります。
以下の表を参考に、自分のケースがどこに当てはまるか確認してみましょう。
| 状況 | 返品可否 | 補足 |
|---|---|---|
| 「未使用に近い」記載+10ページ以上のマーカー | ○(返品可) | 明確な誤表記 |
| 「書き込みなし」記載+複数ページにメモ | ○(返品可) | 説明との不一致 |
| 「やや傷や汚れあり」記載+軽微な鉛筆跡 | △(グレー) | 返品が認められない場合も |
| 「見落としあり」注意書き+1~2ページの書き込み | ×(返品不可) | 購入者の許容範囲内と判断 |
明らかな虚偽説明がある場合を除き、「見落とし」レベルでは返品は難しいというのが基本です。
返品前に絶対やってはいけない「評価」の落とし穴
返品を希望する場合、最も注意すべきは受取評価をする前に連絡することです。
評価を行ってしまうと、「商品に問題なし」と認めたことになり、メルカリ事務局も対応できなくなります。
書き込みを見つけたらすぐに写真を撮り、出品者にメッセージを送りましょう。
出品者に送る正しいメッセージ例文と伝え方のコツ
クレームではなく「確認」というスタンスで連絡するのがコツです。
感情的な表現は避け、具体的な事実と希望を丁寧に伝えましょう。
| 悪い例 | 良い例 |
|---|---|
| 「思ってたのと全然違います。返品してください。」 | 「記載内容と実際の状態に相違があるようですので、ご相談させてください。」 |
| 「詐欺ですか?」 | 「商品説明では『未使用に近い』とありましたが、複数ページに書き込みが確認できました。」 |
実際に使えるテンプレートはこちらです。
テンプレート例:
「お世話になっております。
本日商品を受け取りましたが、『未使用に近い』と記載があるにもかかわらず、数ページにペンでの書き込みが確認されました。
写真を添付いたしますので、ご確認のうえ返品・返金のご対応をお願いできますでしょうか。
お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。」
“穏やか+具体的+証拠付き”が円滑な解決の鍵です。
出品者が返品を拒否したときの対応方法
返品を申し出たにもかかわらず、出品者が「対応できません」と拒否してくるケースは少なくありません。
この章では、そんなときにどう動くべきか、メルカリ事務局への相談手順と、実際に返金や評価削除が認められたケースを紹介します。
メルカリ事務局に相談するタイミングと準備
出品者と連絡しても返答がない、または話し合いが平行線になった場合は、メルカリ事務局に相談するタイミングです。
相談前に準備しておくとスムーズに進みます。
| 準備するもの | 内容 |
|---|---|
| 商品ID | 取引ページ上部に記載されています |
| 写真 | 書き込み箇所などの証拠写真 |
| やり取り履歴 | 取引メッセージでの会話を保存 |
| 希望内容 | 返品・返金・キャンセルのいずれかを明記 |
注意: 感情的な文や「詐欺」などの表現は避けましょう。事務局は事実に基づいた冷静な報告を重視します。
問い合わせ本文の書き方と証拠提出のコツ
メルカリの問い合わせはアプリの「ヘルプセンター」から行います。
問い合わせ本文には、時系列で経緯を整理して書くのがポイントです。
例文:
「商品ID:123456789
商品名:〇〇
商品説明では『未使用に近い』とありましたが、実際には10ページ以上に書き込みがありました。
出品者に返品をお願いしましたが、対応いただけなかったため、事務局に相談いたします。
書き込み箇所の写真を添付いたしますので、ご確認ください。
返品・返金の対応をお願いできますと幸いです。」
このように、「いつ」「何が」「どう違ったか」を明確に書くことで、事務局が事実を把握しやすくなります。
返金・評価削除が認められた実際のケース
過去には、次のような実例で事務局の介入により返金・評価削除が行われました。
| 状況 | 事務局の対応 |
|---|---|
| 「未使用に近い」と記載された本に10ページ以上の書き込みがあった | 返金+出品者の評価削除+購入者側に謝罪連絡 |
| 出品者が返品を拒否し、購入者をブロック | 事務局が強制キャンセル処理+全額返金 |
| 評価後に気づいた書き込み | 例外的に返金処理(出品者の了承あり) |
重要: 事務局は常に「取引の公平性」を最優先に判断します。証拠が十分であれば、購入者側が有利になるケースが多いです。
「未使用に近い」と書くと危険?出品者が守るべき判断基準
出品者の立場から見ると、「未使用に近い」と設定するのは一見魅力的ですが、少しの見落としでもトラブルに発展します。
この章では、出品時に知っておくべき判断基準と、安全に出品するための検品ポイントを紹介します。
「未使用に近い」と言える本/言えない本の違い
「未使用に近い」と判断できるかどうかは、以下の要素で決まります。
| 状態 | 「未使用に近い」該当 |
|---|---|
| ページ折れ・破れがない | ○ |
| 書き込み・マーカーなし | ○ |
| 帯・カバーがきれい | ○ |
| 鉛筆メモが数ページ | × |
| マーカー・蛍光ペンあり | × |
「一度でも書き込んだ」時点で未使用ではない、これが基本ルールです。
書き込みの程度別・おすすめコンディション設定表
状態設定を誤ると、購入者の信頼を失い、アカウント停止のリスクすらあります。
以下の表を基準に、慎重に状態を選びましょう。
| 書き込みの程度 | おすすめの設定 | 説明文に書くべき内容 |
|---|---|---|
| なし | 未使用に近い | 「書き込み・汚れなし」 |
| 鉛筆メモ2~3ページ | 目立った傷や汚れなし | 「軽い書き込みあり(鉛筆)」 |
| ペン・マーカー10ページ以上 | やや傷や汚れあり | 「マーカーによるライン複数あり」 |
| 多数の書き込み・破れあり | 傷や汚れあり | 「全体的に使用感あり」 |
また、「未使用に近い」として出品する際は、その理由を明記すると誤解を防げます。
例:「一度だけ読んだだけで、書き込みや汚れはありません。」
正しい検品・商品説明・撮影のやり方チェックリスト
出品前に以下を確認しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
| 項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 全ページ確認 | ページを1枚ずつめくり、書き込みを確認 |
| 表紙・背表紙 | 傷・スレ・汚れがないか |
| 小口(ページの断面) | 日焼けやシミがないか |
| 臭い | カビ・タバコ臭がないか |
| 写真撮影 | 明るい場所で、書き込み部分も撮影 |
「未使用に近い」は最も信頼を問われるコンディション。
安易な設定ではなく、慎重に判断することが出品者の信用を守る第一歩です。
実際に起きたトラブル事例から学ぶ教訓
ここでは、実際にメルカリで発生した「未使用に近い」と記載された本に書き込みがあったトラブル事例を紹介します。
実例から、返品が認められたケースや、事務局対応の傾向を学ぶことで、自分の取引を安全に進めるヒントが見えてきます。
「10ページ以上の書き込み」で返品された実例
もっとも多いのは、「未使用に近い」と書かれていたのに10ページ以上の書き込みがあったというケースです。
ある購入者は、商品ページで「書き込みなし」と明記された本を購入しましたが、届いた本にはマーカーでラインが多数引かれていました。
購入者が返品を希望すると、出品者は「中古なので仕方ない」と拒否。
しかし、メルカリ事務局に相談した結果、全額返金と評価削除が行われたという報告があります。
| 状況 | 結果 |
|---|---|
| 「未使用に近い」と記載、本に10ページ以上の書き込み | 事務局が返品を認め、購入者に返金 |
| 出品者が返品を拒否し低評価をつけた | 評価削除+購入者に謝罪連絡 |
この事例からわかるのは、「商品説明と実物の不一致」があれば、メルカリは購入者を保護する方針だということです。
評価後でも返金されたレアケース
通常は評価後の返品・返金はできません。
しかし、あるケースでは、評価後に書き込みを発見した購入者が事務局へ相談した結果、例外的に返金が認められました。
出品者が誠実に対応したため、事務局が「特例対応」として取引キャンセル扱いに変更したのです。
このように、出品者が誠実な姿勢を見せると、運営も柔軟に対応する傾向があります。
| 行動 | 結果 |
|---|---|
| 購入者が評価後に書き込みを報告 | 事務局が内容確認 |
| 出品者が返品に同意 | 例外的に返金処理 |
メルカリ運営の対応と今後のサポート強化策
2024年のトラブル多発を受けて、メルカリはサポート体制の見直しを発表しました。
これにより、今後は「当事者同士で解決できない取引」に対して事務局がより積極的に介入する方針です。
また、「未使用に近い」などの曖昧な状態設定に関する教育記事を公式に発信するなど、トラブルの予防にも力を入れています。
これらの流れから、購入者・出品者ともに「誠実な説明」と「証拠の提示」を意識すれば、運営側のサポートを得やすくなるといえるでしょう。
購入者がトラブルを避けるためのチェックリスト
「書き込みのある本を買ってしまった…」という後悔を防ぐには、購入前のチェックがすべてです。
ここでは、購入者が実際の取引前に確認しておくべきポイントを、画像・説明文・出品者評価の3つの軸でまとめました。
購入前に確認すべき写真・説明・出品者評価のポイント
商品ページを開いたとき、まずチェックすべきは以下の項目です。
| 項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 写真 | 表紙・小口・中身のページが写っているか |
| 説明文 | 「書き込みなし」「マーカーなし」と明記されているか |
| 出品者評価 | 「残念だった」評価が複数ある場合は注意 |
写真が1枚だけ、または中身の写真がない場合は、検品が不十分な可能性があります。
購入前に「書き込みやライン引きはありますか?」と質問しておくことで、トラブルを防げます。
怪しい出品の見分け方と質問テンプレート
曖昧な説明や、状態の割に価格が安すぎる出品は要注意です。
判断に迷ったときは、次のような質問をコメントで送ってみましょう。
質問テンプレート:
「購入を検討しています。
念のため確認させてください。
・書き込みやマーカーの有無
・ページの折れや汚れの有無
・タバコやカビなどのにおい
お手数ですがご確認をお願いいたします。」
丁寧に回答してくれる出品者は信頼できる傾向があります。
一方で、返答がそっけない場合や、質問に答えない出品者は避けた方が安全です。
届いたらすぐにやるべき確認ステップ
商品が届いたら、受取評価をする前に次のチェックを行いましょう。
| ステップ | 確認内容 |
|---|---|
| 1 | 表紙・背表紙・小口の汚れ・傷を確認 |
| 2 | ページをめくり、書き込みやラインを確認 |
| 3 | 説明文との不一致がないか確認 |
| 4 | 問題があれば写真を撮影し、出品者に連絡 |
「評価前に確認」が鉄則です。
もし少しでも違和感があれば、すぐに連絡することでスムーズに対応してもらえる可能性が高まります。
まとめ|「未使用に近い」本の書き込みトラブルを防ぐ最も確実な方法
ここまで、メルカリで「未使用に近い」と書かれた本に書き込みがあった場合の返品・返金対応、そしてトラブルを防ぐための方法を詳しく見てきました。
最後に、購入者・出品者の両方が覚えておくべきポイントを整理します。
返品・返金の最重要ポイント3つ
まず、返品や返金が認められるケースには明確な基準があります。
以下の3点を満たしていれば、メルカリ事務局に相談することで対応が認められる可能性が高いです。
| 条件 | ポイント |
|---|---|
| 1. 商品説明と実物が異なる | 「書き込みなし」と書かれていたのに実際にはあった場合など |
| 2. 出品者に誠実に連絡した | 評価前に丁寧に事実を伝える |
| 3. 証拠を残している | 写真・やり取りの記録を保存しておく |
評価前の冷静な対応と証拠の提出が、解決への近道です。
トラブルを避けるためのマナーと心構え
メルカリは個人間の取引だからこそ、誠実な対応が求められます。
お互いが気持ちよく取引を終えるためのマナーを改めて確認しましょう。
| 立場 | 守るべき行動 |
|---|---|
| 購入者 | 受取後すぐに確認し、問題があれば丁寧に連絡する |
| 出品者 | 商品の状態を正直に書き、写真でしっかり説明する |
| 双方共通 | 感情的なメッセージを避け、冷静に事実を伝える |
書き込みや汚れの有無は、人によって「気になるレベル」が違います。
だからこそ、「自分が思うより一段低めの評価」で出品することがトラブル防止の基本です。
信頼できる取引相手を見極めるためのチェックリスト
最後に、トラブルのない取引を続けるために役立つチェックリストを紹介します。
| チェック項目 | ポイント |
|---|---|
| 出品者評価 | 「良い」評価が95%以上あるか確認 |
| 説明文 | 曖昧な表現がなく、具体的に状態が書かれているか |
| 写真 | 表紙・小口・ページ内の写真が複数あるか |
| 価格 | 相場より安すぎるものは注意 |
| 返信対応 | 質問に丁寧に答えてくれるか |
「写真・説明・評価」この3つが揃っていれば、安心して取引できる可能性が高いです。
メルカリは便利で楽しいフリマアプリですが、トラブルの裏には「思い込み」と「確認不足」が潜んでいます。
出品者は正直に伝え、購入者は疑問を事前に解消する。
たったそれだけで、多くの問題は防げます。
誠実な一言が、安心できる取引の最強の武器です。